1月7日(金) 空軍機で送迎されアウヴォラーダ宮で宿泊する観光ツアーを首都ブラジリアの旅行社が二〇〇四年七月に実施した。ツアーには大統領別邸でシュラスコを御馳走になり、パラノア湖を遊覧、ペレーにも会えるプログラムが組まれた。早速、ルーラ大統領の末子ルイス君(19)が友人十四人を引率して参加。十五日間にわたった一行の豪遊は、その ...
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コラム オーリャ!
年末・年始の休暇を利用して、ブラジルに里帰りするデカセギもいたことと思う。ある日本人男性(六十代)は約二十年間、日伯間を毎年のように往復しているそう。 二十歳前後の子供を二人抱えており、教育費などを稼ぐのが日本で就労する大きな目的ようだ。本人は「デカセギの走りです」と言う。 妻子は、大黒柱が一年の大部分不在であることに心 ...
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「ちゃんこ料理」は大相撲の力士らが食べる独特なもので鍋物を中心に多彩な味付けで滋養も満点。野菜も数多く使うし植物繊維も豊富で魚介類を軸にし牛や豚・鶏の肉も鍋に入れ煮て食べる。相撲界に伝わるこの伝統的な食べ物が、血の出るような猛稽古と重なってあの逞しく巨大な肉体を育てる。ところが、近頃の若い力士は魚嫌いが増えてしまいもっぱら肉 ...
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1月6日(木) セーラサンパウロ市長は市の運営経費を二〇%削減する方針を打ち出した。削減額は年間六億レアルに達する見通し。削減方法の中心となるのは請負契約の見直しで、市場価格を上回る額で契約し、見直しに応じない企業は契約を切ることも検討されている。 ◎ サンパウロ州市警は四日、キャッシュカード偽造グループ七人を逮捕 ...
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1月5日(水) リオ警察に六カ月前から指名手配されていた麻薬密売犯ドゥドゥことエドイノ・E・アラウジョをリオ州政府所有のヘリで逃走させたとして、ヘリ操縦士リーノ・R・アブレウ容疑者が二日、逮捕された。ドゥドゥの逮捕後間もなく、同操縦士の逃走ほう助が判明した。同操縦士はドゥドゥと十二年の交際があり、舎弟同士の仲だったと供述した。 ...
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鬼が哭(な)く――。浮かばれない亡霊が恨めしさに泣く声を鬼哭啾啾というが、一体どんな声なのか。八六年にアマゾン川で無縁仏の供養中に故・藤川辰雄さん(日本海外移住家族会連合会の初代事務局長)が謎の死を遂げた事件の真相に迫るビデオ作品を、岡村淳さんが完成させた。 棄民のまま無念を抱えて冥土に旅立っていった移住者らの「鬼哭」を、 ...
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三年ほど前であったか、老人クラブの会員のみなさんに対し、歳末助け合い運動で、多くないお小遣いの中からの寄付など控えて、自身が楽しめることに活かしたらどうでしょう、とこの欄で書いたことがあった。率直に「提案」をしたつもりだったが、意外にも支持は得られなかった。むしろ不評だったかもしれない▼現役を引退はしているが、社会活動に参加 ...
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1月4日(火) サンパウロ州カショエイラ・パウリスタ市の送電所でセンサーが異常始動して送電がストップし、リオデジャネイロ州とエスピリト・サント州全域が一日午後六時半から一時間半にわたって停電、両州は混乱した。鉱動省は三日に関係者を招集し、送電システムの欠陥について調査を開始する。電力公社のフルナ管区責任者は、直ちに再送電できた ...
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メメント・モリ。死を想え、あるいは死を忘れるな、などと訳されるラテン語の格言を改めて心に刻んだ年明けだった。 中世ヨーロッパの道徳哲学で、神に頼らず自分の意志で死を受け入れよと促す。ペストが大流行した世相を反映する。伴って絵画では死に関する表現が増え、中でも頭蓋骨が盛んに描かれた。 インド洋大津波の被害、そして亜国で起きた ...
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「一富士二鷹三茄子」が吉夢とされるが、今年の初夢はどうでしたか。日本では、宝船の絵を描いた印刷物を枕の下に入れて寝るといい夢を見るとされたものだが、ここブラジルには恐らくないのではないか。貘を描いたのを敷いて寝ると凶夢は見ないとされるが、これも当地で手に入れるのは難しい▼これは中国の俗説が日本に伝わったものだが、白楽天も「貘は ...
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