2020年5月6日の記事一覧

《ブラジル》大統領 報道陣に苛立って「黙れ!」連発 モロは供述公開を求める

 4日、ボルソナロ大統領は連邦警察新長官にローランド・デ・ソウザ氏を指名。1時間後に就任式も行った。その一方で、セルジオ・モロ前法相が、自身が辞任する決め手となった、大統領の連警への介入行為と見なす証拠を含む、パラナ州連邦警察で行った供述の公開を最高裁に求めている。4、5日付現地紙、サイトが報じている。  ローランド・デ・ソウザ ...

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《ブラジル》新型コロナ で死者7485人、苦渋の現場 「治療は生存率高い人」と優先基準を発表

 【既報関連】新型コロナウイルスの感染が広がり続け、5日夕方時点での各州保健局の発表集計では感染者数は10万156人、死者は7485人となった。感染者数は世界9位、死者数では世界7位だ。  急速な感染拡大のため、既に多くの自治体で集中治療室(ICU)の病床は順番待ちの状態になっている。病床が空くのを待たないと入院できなくなってい ...

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《ベネズエラ》コロンビアから暗殺テロ部隊?容疑者8人を殺害し2人逮捕

 ベネズエラ政府は4日、同国領海に侵入してきたテロの容疑者8人を殺害、2人を逮捕したと発表した。3~5日付現地紙、サイトが報じている。  同国のネストル・レヴェロル内相が4日、3日朝、首都カラカスから34キロ離れたマクート市の海岸にコロンビアのテロリストの傭兵が上陸したが、4日にアラグア州チュアオ市で軍の取り締まりに遭い、死者と ...

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《サンパウロ州》コロナ禍で教育現場に格差=遠隔授業受けられぬ生徒も

 【既報関連】新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、多くの学校で休校措置が採られたが、私立校は割りと早い時期から遠隔授業などを行っていたのに対し、公立校の生徒は遠隔授業にさえ参加できないなどの問題が出ていると5日付現地紙が報じた。  サンパウロ州の公立校生は、冬休みの前倒しなどの後、やっと、サンパウロ州メディアセンターが提供するプ ...

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東西南北

 ベテラン俳優のフラヴィオ・ミリアッシオ(85)が4日、リオ州リオ・ボニート市の自宅で遺体で発見された。時期柄、「死因はコロナか?」とも思われたが、事態はさらに重く、自殺だったという。自宅には遺書があり、「人権が尊重されないことに絶望した」「高齢者が切り捨てられる世の中だ」などと書かれていた。一概に自殺の理由を断定することはでき ...

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サンパウロ州サッカー協会 「まだ練習再開せず」と決定 州選手権は最後まで

 サンパウロ州サッカー協会(FPF)は4日午後、協会関係者と各チーム代表者たちによるビデオ会議を開催。その中で、練習再開日はまだ決めないことを申し合わせた。同日付現地サイトが報じた。  FPFの基本的な方針「サンパウロ州保健局の許可がない限り、各チームは練習などの活動を再開しない」が継続された。  サンパウロ州選手権1部は本来、 ...

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《ブラジル》3月の工業生産は前月比9・1%減=コロナの影響如実に

 ブラジル地理統計院(IBGE)が5日に発表した3月の月次工業調査(PIM)によると、3月の工業生産は、2月に比べて9・1%減少したことが分かった。  今年の3月を昨年3月と比較すると3・8%のマイナスで、3カ月の移動平均は2・4%マイナス、今年の累積では1・7%マイナス、直近12カ月間の累積では1・0%のマイナスだった。  I ...

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《サンパウロ市》コロナ禍で犠牲となった医療関係者ら顕彰=警察や消防、防災局の車両が行進

 新型コロナウイルスが蔓延し、最前線で戦う医療従事者からも感染者や死者が多数出る中、サンパウロ市で医療従事者への顕彰の時が持たれた。  犠牲者を悼み、闘病や治療の形で病魔と闘う医療従事者らを励ます企画は、警察、消防、防災局の車両による、病院巡りの静かな行進という形で実現した。2日朝7時、パカエンブー・スタジアムを出発した車両は、 ...

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コロナ禍=炊き出し200食/日に協力を!=白石シェフや青年会議所が実施=サンパウロ市近郊の貧困層に無償配布

 サンパウロの日本食レストラン「藍染」のシェフ兼オーナーの白石佑佳テルマ氏(三世)が発案・主導、ブラジル日本青年会議所(浅村マルセロ会頭)がコーディネートして、サンパウロ市郊外の貧困層に炊き出し弁当(マルミッタ)を届けるボランティア活動「Agua no Feijao」を行うにあたり、協力を広く呼びかけている。  同プロジェクトは ...

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追悼寄稿=高木オズワルド氏を偲んで=サンパウロ州アチバイア在住 中沢宏一

植樹をする高木オズワルド氏(Facebook/Massayoshi Marli Furuno)

 心臓疾患でここ一年ほど病院通いをしていた、高木オズワルド氏がお亡くなりになりました。近年は州政府との企画で個々の農家の水源地にブラジル原産の樹木を植林して、パライーバ川の水資源を確保し、家畜の糞尿の処理施設を州政府が支援する計画をクーニャ地方で精力的に推進してきました。  スポーツマンで元気一杯、体力には自信を持っていました。 ...

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