2020年5月14日の記事一覧

《ブラジル》注目ビデオで大統領「家族と友人を守りたい」発言=連警捜査から、それとも?

12日のボルソナロ大統領(Marcelo Casal/Agencia Brasil)  12日、ブラジリアの連邦警察で、セルジオ・モロ前法相の辞任の原因ともなった4月22日の閣議の録画閲覧が行われ、「大統領が『家族や友人を守るために連警トップを替えようとした』と語った」などの大統領にかなり不利な証言が報じられた。最高裁ではビデオ ...

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《ブラジル》コロナ感染者数は18万超で世界第6位=感染実数は10倍以上か

 【既報関連】12日午後7時現在の保健省の公式発表によると、同日現在の新型コロナウイルスの感染者は17万7589人、死者は1万2400人となった。  死者の数は前日の保健省発表から881人増えた。新型コロナウイルス災禍が始まって以来、最大の増加数だ。  その後も各州保健局が感染者数、死者数を更新したので、感染者数、死者数共に増え ...

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《ブラジル》基礎的収支の赤字は1兆2千億レアルに?コロナ対策だけで9千億レアル支出

緊急援助金を受け取るためにロテリカ前で列を成す人々(リオ市、Fernando Frazão/Agência Brasil)  【既報関連】新型コロナウイルスの感染拡大とそれに伴う経済活動減速を受けた緊急支援などにより、今年のブラジルの基礎的収支赤字額は1兆2千億レアルに達する可能性があると13日付フォーリャ紙が報じた。 コンテン ...

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サンパウロ市長「現状続くなら、都市封鎖は不可避」

 【既報関連】11日からサンパウロ市で始まった、ナンバープレートの末尾番号による乗り入れ規制(ロディージオ)が期待していたほどの効果を挙げていないと13日付現地紙、サイトが報じた。  11日から始まったロディージオでは、ナンバープレートの末尾番号が奇数なら奇数の日、偶数なら偶数の日にしか乗り入れできない。しかも、市内全域で終日に ...

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《ブラジル》経済省=GDP成長率を-4・7%と大幅下方修正

今年のブラジルGDPは記録的なマイナスを記録しそうだ(参考画像・Marcello Casal Jr./Ag. Brasil)  経済省経済政策局は13日、経済予測集「マクロ経済報告書」を発表。それによると、連邦政府は今年の国内総生産(GDP)成長率を、マイナス4・7%と予測していることが分かった。 コンテンツの残りを閲覧するには ...

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東西南北

 12日に一部の関係者限定で公開された4月22日の閣議のビデオは、マスコミが「 devastador (壊滅的)」と表現するほど、大統領に不利な内容と判断されている。だが、問題はそれだけではなかった。この日の閣議では、ウェイントラウビ教育相が「最高裁判事は全員牢屋に行くべきだ」と発言。ダマレス人権相も「知事や市長は逮捕されるべき ...

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特別寄稿=もうじき1日の死者1千人台か=どっちへ行くのか、我らのブラジル=サンパウロ市在住  駒形 秀雄

 毎日青い空が見えて気温も快適、例年ならば「良い陽気になりましたね」と挨拶するところですが、今年はいけません。コロナウイルスのお蔭で一般庶民は「家庭内蟄居」です。  ニッケイ新聞も配送が始まり、これでQUARENTENA自粛も終わりかと思っていたら、何が何が、商店閉鎖、外出規制は5月末まで延長、逆に一層厳しい条件がつけられました ...

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公人としての良心と責任感

ネウソン・タイシ保健相(Júlio Nascimento/PR)

ネウソン・タイシ保健相(Júlio Nascimento/PR)  12日夜、ボルソナロ大統領がコロナウイルスの感染検査の結果を最高裁に提出した。訪米団員など、20人以上が感染しても陰性と言い続け、メディアから公開を求められていたものだ。  裁判所からの提出命令に対し、「見せない権利がある」と嘯いて拒否し続けたため、最高裁に訴え ...

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サンタクルス病院=コロナ対策で集中治療室増床=万全の院内感染対策で対処=「通常医療の方、早めの来院を」

 81年前、1939年4月29日に「日本病院」として落成式が行われたサンタクルス病院(石川レナト理事長)。当時から日本移民の感染症治療などに尽力してきた由緒ある日系医療機関だ。同病院は現在、新型コロナウイルスのブラジル蔓延にあたり、医療体制を強化して対処に万全を期している。その詳細を、辻マルセロ院長と長谷川レナト医局長にメールで ...

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新日系コミュニティ構築の“鍵”を歴史の中に探る=傑物・下元健吉(27)=その志、気骨、創造心、度胸、闘志…=外山 脩

謎の奇策二件(下)  次に、もう一件の新政策であるが――。  コチア青年の導入が始まった1955年、下元はジャグァレー区の肥料・飼料工場に隣接する6万平方メートルの土地を購入しようとした。  それを聞いた人間が、自分の耳を疑ったほど不可解な買いモノであった。そんな広大な土地は必要なかったし、要する資金は莫大な額だったからである。 ...

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