2020年5月15日の記事一覧

《ブラジル》大統領司法介入疑惑=腹心の情報局長官がリオ連警人事に口出し=長男はやはり捜査対象

ラマジェム氏(Valter Campanato/Ag. Brasil)  ボルソナロ大統領が連警の捜査に干渉するために連警長官に指名(後に最高裁が却下)したことが疑われているアレシャンドレ・ラマジェム氏が、連警内の人物ではなかったにも関わらず、昨年からリオ連警の人事に介入していた疑惑が浮上した。その他にも、リオの連警関係者の供述 ...

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《ブラジル》コロナ感染爆発ピークはこれからか=感染者18万8974人、死者1万3149人

 【既報関連】新型コロナウイルスの感染拡大は一向に収まる気配を見せず、これから感染爆発のピークを迎えると指摘する専門家もいる。13日夜の保健省発表では、感染者は前日から1万1385人増えて18万8974人に、死者は749人増えて1万3149人になった。1日で1万1385人の感染者増は、ブラジルでコロナ禍が始まって以来、最大だ。 ...

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《ブラジル》食肉加工工場の1割が休業=従業員の感染防ぐため

牛肉の加工工場(13日付G1サイトの記事の一部)  【既報関連】食肉加工業界は基幹サービスの一つで、新型コロナウイルスの感染拡大抑制のための外出・営業規制の対象外だが、全国の工場の1割弱に当たる42の工場が操業を停止している事がわかったと13日付現地紙サイトが報じた。 コンテンツの残りを閲覧するにはログインが必要です。 お願い ...

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《ブラジル》大学入学試験日程を延期か=大統領が示唆

 新型コロナウイルスの影響で、今年の国家高等教育試験(ENEM)がいつ開催されるか注目される中、ボルソナロ大統領が延期を示唆したと13、14日付現地紙、サイトが報じている。   ENEMは例年、11月初旬に行われている。今年はコロナウイルス感染拡大で教育現場が本来の姿で機能しておらず、遠隔授業の恩恵を受けられる生徒と受けられない ...

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《ブラジル工業》76%の企業「生産減った、止めた」

 【既報関連】ブラジル全国工業連盟(CNI)が行った、新型コロナウイルスが工業界にもたらした影響についての特別調査によると、91%の企業が「コロナ禍の悪影響を受けた」と答え、76%が「コロナのせいで、生産量を少なくしたり、生産を止めたりした」と答えたことが分かった。14日付アジェンシア・ブラジルが報じている。 コンテンツの残りを ...

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東西南北

 ボルソナロ大統領は12日夜、エスタード紙が最高裁に持ち込んで要請していた、新型コロナウイルスの検査結果の提示を行った。3回の検査の結果がすべて陰性だったことは13日に発表された。ただし、検査は全て「アイルトン」「ラファエル」「05」という偽名で行われていた。また、2回分は納税者番号(CPF)でボルソナロ氏のものと確認できるが、 ...

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人数が減って、過激化するボルソナロ支持者

マシンガンを抱えたジェフェルソン氏(自身のツイッターより)

 反隔離を叫べど、加速化して増えるコロナウイルスの死者の前に支持が増えず、かつ、セルジオ・モロ前法相辞任の発端となった閣議ビデオ中の大統領発言が問題視されたことで、ボルソナロ大統領の立場はますます危うくなっている。  とりわけモロ氏の政権離脱はボルソナロ氏にとっては痛かった。モロ氏が持っていた「汚職撲滅」のクリーンなイメージがあ ...

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日伯友好病院=「今も集中治療室の占有率高い」=2月からコロナ患者対策開始=専用階設置で院内感染対策万全

日伯友好病院の全景(提供写真)

 サンパウロ日伯援護協会(与儀昭雄会長)が経営する日伯友好病院(サンパウロ市ヴィラ・マリア区所在)は、3月31日には集中治療室が満床になったと発表されていた。ではその後はどのような状況になっているのか。前園マルセリーノ日伯援護協会事務次長を通して、11日に同病院広報担当者に取材を行った。  広報担当者は、「集中治療室の占有率が1 ...

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新日系コミュニティ構築の“鍵”を歴史の中に探る=傑物・下元健吉(28)=その志、気骨、創造心、度胸、闘志…=外山 脩

1952年4月18日、州農務長官のテープカットで、組合創立25周年の記念式典と農産展が盛大に催された(『コチア産業組合中央会60年の歩み』より)

波頭の上に…  1955年のコチア青年の導入開始後、組合員の出荷総量は伸び続けた。下元の目論見は当たったのである。  1957年4月、コチア産組は創立30周年を記念して――ジャグアレー区に入手した土地で――農業展覧会を開催した。農業関係の機械類、生産物、同加工品、写真、農村生活の模型品を展示した。  生け花まであった。生け花は、 ...

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「お年寄りに温かいお蕎麦を」=山口県人会が600食寄付

山口県人会会館前で茶そばの受け渡しをする伊藤会長と吉岡会長

 ブラジル山口県人会(伊藤紀美子会長)は11日(月)、救済会(吉岡黎明会長)が運営する老人ホーム「憩の園」に茶そば32キロ(600食)を寄付した。  この茶そばは、県連日本祭りで提供する予定だった山口県の郷土料理「瓦そば」のために用意されたものの一部。特殊な蕎麦のため、前回の日本祭りでは品薄で手配に手間取った。そのため、今年は早 ...

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