2020年5月7日の記事一覧

マスクをかければ大丈夫?

 ボルソナロ大統領が反隔離を叫び始めて以来、外出自粛に疲れた市民や経済的に困窮した企業家や労働者達による反隔離デモが増えた。  他方、欧米諸国ではコロナ被害がひどいが、アジアでは感染者や死者が少ないと不思議がり、理由を探る人もいる。  社会隔離策は世界中で採用されているが、採用の時期などにより効果の差が大きい。中国武漢市は閉鎖開 ...

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《ブラジル》決定力に欠けたモロ前法相供述=連邦政府は論破に自信?

 5日、セルジオ・モロ前法相がパラマ州連邦警察で行った、ボルソナロ大統領の連邦警察干渉疑惑に関する供述内容が公開された。供述では、大統領の「自分はリオを管轄したい」との発言が注目され、最高裁が連邦政府に、モロ氏の辞任2日前の会議の録画を72時間以内に送るよう命ずるなどの動きも起きたが、証拠不十分の印象を残した。6日付現地紙が報じ ...

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《ブラジル》死亡率高い熱帯地方=コロナ死者8037人に

 【既報関連】ブラジル国内の新型コロナウイルスの被害拡大は止まらず、感染者数、死者数共に、世界の上位10位に入っている。6日夕方の各州保健局発表の集計では、感染者12万1778人、死者8037人だった。  5日午後7時に保健省が発表したコロナ死者数は7921人で、4日午後4時発表の7288人と比べると633人、4日夜8時発表の7 ...

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東西南北

 5日、注目のセルジオ・モロ法相の証言内容が公表された。本来ならその日の夜の話題を独占するものになりえた。だが、ネット上で目立ったのは「フラッコ(弱い)」という見解で、大手伯字サイトはボルソナロ大統領の「君は27州、俺はリオ1州が欲しい」の言葉を大見出しで報じたが、その言葉がツイッター・トレンドになることはなかった。逆にルーラ元 ...

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《ブラジル》コロナ禍=アマゾン流域でロックダウン=北東部に続きパラー州都圏も

 【既報関連】新型コロナウイルスの感染拡大が著しく、現在以上に隔離率を高める必要があるとして、パラー州も5日、計10市のロックダウン(都市封鎖)を決めたと5、6日付現地紙、サイトが報じた。  ブラジル初の都市封鎖は5日、マラニョン州サンルイス市と周辺3市で始まった。5日現在の同州の感染者は4530人で全国6位、10万人あたりの感 ...

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《ブラジル》レジーナ文化特別局長が極右人事拒否=就任直後にドタバタ

 「ロックは悪魔の音楽」などの発言で話題になり、一度は職務を解雇されていた国立芸術財団(FUNARTE)の元会長が5日に再就任したことが問題となり、同日のうちに就任が無効とされた。5日付現地紙、サイトが報じている。  ダンテ・マントヴァーニ氏は3月、有名女優レジーナ・ドゥアルテ氏が鳴り物入りで連邦政府の文化特別局長に就任した際、 ...

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フィッチ、ブラジル格付見通し引き下げ=遠のく「投資適格」復帰

 【既報関連】金融商品、企業・政府などの信用状態に関する格付情報を提供する3大格付会社の一つ、フィッチ・レーティングス(F)社が5日、ブラジル格付の将来的な見通しを「安定」から「ネガティブ」に引き下げたと、同日付ブラジルニュースサイトが報じた。  見通しはネガティブに変更されたものの、格付そのものは「BBマイナス」のまま。  「 ...

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《ブラジルサッカー》グレミオが練習再開へ一歩踏み出す=厳戒態勢の中、トレーニングセンターで検査開始

 ブラジル南部の強豪チーム、グレミオの一部の選手が5日、練習再開に向けてトレーニングセンターに現れた。  5日にトレーニングセンターに来た選手は15人で、5人ずつ3組に分かれ、メディカルチェック、高性能カメラによる体温測定、ブラジルサッカー連盟(CBF)作成の問診票に返答した。  選手たちがトレーニングセンターに来る時間はグルー ...

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文協=コロナ対策で危機管理委員会=特典制度プレミアム開始=新規会員を大々的に募集

文協プレミアムの会員カード

 新型コロナウイルス(Covid―19)による未曾有の事態の中、ブラジル日本文化福祉協会(石川レナト会長)はコロナ対策を本格化させるために危機管理委員会を立ち上げた。また、会員に向けての新しい取り組みとして会員特典制度「文協プレミアム」を4月から開始した。  コロナ拡大防止措置により、文協が運営する関連施設(国士舘センター、日本 ...

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新日系コミュニティ構築の“鍵”を歴史の中に探る=傑物・下元健吉(22)=その志、気骨、創造心、度胸、闘志…=外山 脩

   1946年4月1日、サンパウロ市内で認識運動の指導者格だった古谷重綱、野村忠三郎が襲撃され、野村が落命した。  その直後、ポ語新聞は一斉に臣道聯盟の特攻隊のテロだと報じた。これは誤報であったが、一般には信じられ、以後、数十年に渡って信じられ続けることになる。  この事件の直後、下元がコチア産組で日本語の週報を発行、外部にも ...

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