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樹海

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チームワークの大切さ

 15日朝、自宅にエスタード紙が届かず、不配の苦情電話を入れた。最初は「配達が遅れているが7時半までに届く」というので、待っていたが届かず。もう1度電話したら、「午後2時までに届ける」という▼このやり取りで、学生時代(日本)に新聞配達をやっていた時の経験を思い出した。天候に関係なく、何時までには届けろと命じられた配達員は、店に着 ...

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大戦期の米国忠誠心調査はブラジルの“踏絵”

警察から「御真影を踏め」という“踏絵”を迫られた父の体験を語った桜庭喜太郎さん

 ロスの全米日系人博物館で「大戦期、強制収容所に入れられた一世の7割が忠誠心調査でNoNoだった」というガイドの話を聞き、これは「アメリカ版の踏絵だ」と痛感した。  1943年初頭にアメリカ政府の戦時転居当局が実施した、17歳以上の強制収容者に対するアメリカへの忠誠心を調査した際、次の二つの質問事項にNoという答えが集中した件だ ...

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TVドラマでも揺らいだモロへの信頼性

モロ法首相(Antonio Cruz/Agencia Brasil)

モロ法首相(Antonio Cruz/Agencia Brasil)  ブラジルでも世界有数に加入者の多い、映像配信サービス「ネットフリックス」では今日10日から、ペトロブラス汚職を暴くラヴァ・ジャット作戦を元にしたブラジル製作の連続ドラマ「オ・メカニズモ」の第2シーズンがはじまる。このドラマが、ラヴァ・ジャットの捜査員や同事件 ...

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日常生活を通して伝わる文化

 スーパーで買い物中、狭い通路の先に日系人の婦人が立ち止まるのが見えた。通路に入って来られるようカートを止めると、「お先にどうぞ」と手招いてくれたので、お辞儀しながら通路を抜けたら、肩を叩かれ、「繊細ね~。日本人だわ」と言われた▼日本人なら、一旦止まって待つ事やお辞儀は当たり前。だが、そんな些細な行為が目に留まったのだと気づいた ...

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主権回復の4月28日は、沖縄には「屈辱の日」

講演する山城千秋・熊本大学教授

 「皆さん、今日4月28日が何の日か知っていますか?」―講演の冒頭で、山城千秋・熊本大学教授が聴衆に質問したが、誰も答えられなかった。ブラジル沖縄移民研究塾(宮城あきら代表)が主催する第1回文化講演会「沖縄産業開発青年隊が果たした歴史的役割」が本部講堂で行われた時の一幕だ。  「1952年のこの日、サンフランシスコ講和条約が結ば ...

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ネイマール所属チームの“ぬるま湯”

ネイマール(Gustavo Gomes/Agência Brasil)

 4月27日のサッカーのフランス杯決勝。敗れたPSGのネイマールは、彼曰く「暴言を吐いた」というファンを小突くという、サッカー選手としてあるまじき行為を行なった。この行為で彼は、同国での試合の出場の長期出場停止を噂されている▼既にセレソンの主力となって8年くらい経つネイマールだが、この自覚のない行為はいかがなものか。いや、むしろ ...

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“逆ロビン・フッド”なブラジルの年金制度

イギリスのノッテンガム城近くにあるロビン・フッド碑(From Wikimedia Commons)

イギリスのノッテンガム城近くにあるロビン・フッド碑(From Wikimedia Commons)  昨年の大統領選挙以来、なぜ世の中は、社会保障改革、社会保障改革とさわいでいるのか――。読者の多くもブラジルの年金を日々もらっているだろう。これが安定的に支払われるのかを心配する人もいるのではないか。実際にリオ州公務員は一昨年来、 ...

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政界の裏で実権を握りそうな男

マイア議長(Fabio Rodrigues Pozzebom/Agencia Brasil)

マイア議長(Fabio Rodrigues Pozzebom/Agencia Brasil)  今年に入り、ジャイール・ボルソナロ大統領、および彼の家族が引き起こす物議が国の内外で話題を呼んでいる。ただ、これからの少なくとも2年間、政治上の裏の実権を握りそうなのはロドリゴ・マイア下院議長になるのではないか。コラム子はそう睨んでい ...

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新政策導入後も長蛇の列が続くSUS

 22日晩にサイトに出た「インフルエンザの予防接種キャンペーン第2弾開始」との本紙記事を見た読者が、その日のうちに「ブラジルでは予防接種が無料だが、先進国の日本が代金を取るとは…」とのコメント付でフェイスブックに載せていた。30年前、ブラジルに来る準備で長女に予防接種を受けさせた時も料金を取られた事などを、懐かしく思い出した▼ブ ...

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表現の自由をかけ、軍政と漫画で闘ったゲリラたち

軍政時代に発禁処分にされた漫画の復刻版「Sanjuro」

 戦車と機関銃で言論を統制したブラジル軍事政権(1964―85年)に対し、表現の自由のためにMangaという武器をとって戦った日系の若者たちがいた。  3月17日のブラジル漫画家協会(Abrademi、佐藤フランシスコ紀行会長)が主催した同会創立35周年で顕彰された3人は、みなEDREL出版(Editora De Revista ...

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