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4月 2020の記事一覧

■記者の眼■在日ブラジル人にも10万円給付を

 先日、親が日本でデカセギしているある日系子弟に話を聞いた時、「群馬県の自動車部品工場でパート労働している母は、コロナの関係でいきなり1カ月休業を言い渡されました。外国人のほとんどは正社員じゃない。何かあれば、真っ先に集団休暇を取らされたり、首を切られたりする。日本社会のしわ寄せが一番集まる部分。なんらかのセーフティネット(救済 ...

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本門佛立宗中央寺院が寄付=援協に手作り布マスク1千枚余り

 4月16日、本門佛立宗中央寺院日教寺(住職高崎 扇忠)からサンパウロ日伯援護協会に、手作り布マスク1195枚と約70リットルの消毒用アルコールが寄付された。  中央寺院の吉川妙養師、信者で援護協会評議員会長の菊池義治とその娘カシア福祉士、その息子5人が援協に訪れ、新型コロナウイルスの感染予防に役立ててほしいとして、医療従事者へ ...

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外出自粛=「食べてストレス発散を!」=ヤキソバ、焼き飯9・90レアル

 「最近は新型コロナウイルスについての暗いニュースばかり。気軽に日本食を食べる楽しみを味わってもらい、家の中にいるストレスを少しでも発散してほしいと思い、この価格に設定しました」――サンパウロ市のニッケイパレス・レストラン(Rua Galvao Bueno, 425, Liberdade)のオーナー、山田セレナさんはこのサービス ...

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大耳小耳

 日毎叢書企画出版が刊行する随筆集『楽書倶楽部』10周年記念の第52号が出版された。コロナウイルスの混乱により、今回はPDF版で出し、サイト(https://tsuishi.wixsite.com/10syunen)で見られるようした。発行スタッフの前園博子さんと石田勉さんは連名で「楽書倶楽部は10年間、一度も遅配することもなく ...

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臣民――正輝、バンザイ――保久原淳次ジョージ・原作 中田みちよ・古川恵子共訳=(244)

 房子はポルトガル語をまず、片仮名に書き換える。このとき、無声音の子音は母音を足し、一音に、アクセントのある母音は長音に、Oの発音は口を閉ざす。音によっては語り手がかってに変える。  このような方法によって、イチオル(Ictiol)が房子の発音のようにイキチョール(ikichooru)になっても仕方がないのだった。  年下の子ど ...

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特別寄稿=疫病文学の予言を傾聴する=再注目浴びるカミュ『ペスト』=サンパウロ市ビラ・カロン在住 毛利律子

 「ペスト菌は決して死ぬことも消滅することもないものであり、数十年の間、家具や下着類のなかに眠りつつ生存することができ、部屋や穴倉やトランクやハンカチや反故のなかに、しんぼう強く待ち続けていて、そしておそらくはいつか、人間に不幸と教訓をもたらすために、ペストが再びその鼠どもを呼び覚まし、どこかの幸福な都市に彼らを死なせに差し向け ...

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最高裁=「コロナ対策決定権は州や市」=実質的な満場一致で決定=保健相交代だが法的に隔離維持=後任はタイシ医師に

 最高裁は15日、新型コロナウイルスに関する具体的な対策を決める権利は州や市にあることを、実質的な満場一致で決めた。16日にはルイス・エンリケ・マンデッタ保健相が記者会見を開き、「後任は今日にも決まる」と語ったが、最高裁の決定は、社会的隔離を推進するマンデッタ氏とそれを支持する国民の意向を汲んだものとみられている。15日付現地紙 ...

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《ブラジル政府》来年度予算の赤字上限は1500億レアル(約3兆円)=コロナ対策で、昨年の見込みの倍に=見通しの大幅修正明らかに

 ブラジル連邦政府は15日、連邦議会に2021年度の連邦予算基本法(LDO)を提出。同年の基礎的財政収支の赤字上限目標額は、1496億レアルに設定されていたことが分かった。15日付現地各サイトが報じている。  2019年に承認された2020年度版のLDOでは、21年の赤字上限を685億レアルと見込んでいたが、1496億レアルなら ...

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《ブラジル》コロナ禍=感染者3万425人、死者1924人=サンパウロ州などでも病床不足は目前に

 【既報関連】新型コロナウイルスの最初の感染者確認から51日目、最初の死者確認から1カ月となる16日午後4時、保健省が、全国の感染者は3万425人、死者は1924人と発表したと同日付現地サイトが報じた。  各自治体は外出自粛令や臨時病院建設、医療関係者の緊急募集などのコロナ対策を採用。集中治療室(ICU、ポルトガル語ではUTI) ...

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《ブラジル》全国インフルワクチン接種キャンペーン第2弾開始=トラック運転手、先住民も対象

 インフルエンザの予防ワクチン接種全国キャンペーン第2弾が、16日からブラジル各地で始まった。3月23日に始まった第1弾は、60歳以上の高齢者や医療従事者が対象だった。  第2弾は、トラック運転手、バス運転手などの道路輸送従事者、港湾労働者、先住民(インディオ)、慢性疾患患者、警備、人命救助従事者、投獄、拘留されている人、または ...

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