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8月 2019の記事一覧

大耳小耳

 サンパウロ市では「Studios」と呼ばれる約40平米以下の小型新築マンションが流行っており、次々に売りに出されている。「1寝室、居間、トイレ、台所」と狭いながらも一通り揃っているタイプだ。問題は、そのサイズに見合った家電がブラジルにはないこと。特に洗濯機や冷蔵庫、電子レンジ、掃除機などの家電が、従来のサイズではキツキツどころ ...

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書評「移民と日本人」=京都府在住 宮沢之祐

■わたしは誰か  ブラジルに来たのは誰なのか。ブラジル移民と、その末裔にとって、その問いは、「わたしは誰か」と同義かも知れない。  「移民と日本人」は、ニッケイ新聞の編集局長が、その問いの答を探った労作だ。副題に「ブラジル移民110年の歴史から」とあるが、その前史から国外に出た日本人の歴史を振り返る。  420年前、南米の地を踏 ...

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《ブラジルサッカー》ブラジル杯準決勝第1試合が終了=ライバル対決が、決勝で実現か?

 8月7日と14日に、サッカーブラジル杯の準決勝第1試合が行われた。  7日に行われたのはクルゼイロ対インテルナシオナルの一戦で、地元のクルゼイロが0対1で敗れた。クルゼイロはブラジル杯を連覇中で、名将マノ・メネゼスが3年以上指揮をとるなど、戦術の浸透度も他のチームに勝っていたが、「どんな監督も3年程度でサイクル終了」のジンクス ...

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《ブラジル》ボルソナロ大統領の極右政党=実は左翼からの転向党員が約1万人

 ボルソナロ大統領の所属する極右政党・社会自由党(PSL)は現在、約27万1千人の党員がいるが、その内の約1万人は、以前、左翼政党に属していた人たちだったことがわかった。  これはフォーリャ紙が、高等選挙裁判所に提出されたデータを調査して出た結果だ。それによると、同党の党員の内、9548人は以前、左翼政党に属していた。 コンテン ...

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《ブラジル》電子ゲーム機器の関税を減税=大統領の四男はゲーム実況ユーチューバー

 ブラジルのジャイール・ボルソナロ大統領(社会自由党・PSL)は15日、ブラジル国内に入ってくるテレビゲーム関連機器にかかる関税を削減した。  ゲームやモニターを設置する台(コンソール)やゲーム機、アクセサリーと総称される関連製品(コントローラや特定のゲームに使用するゴーグルなど)の輸入工業製品に事実上の関税としてかかっている工 ...

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《ブラジル下院議会》職権濫用防止法案を承認=政治家が検察、司法に反撃=「汚職捜査に打撃」の声も=上院承認済で大統領裁可待ち

賛成多数で法案は下院で承認された(Fabio Rodrigues Pozzebom/Ag. Brasil)  【既報関連】ブラジル連邦下院議会は14日、公職者による職権濫用を制限する法案を賛成多数で承認した。14、15日付現地各紙・サイトが報じている。  同法案では職権濫用罪が適用される対象を、地方公務員、連邦レベルの公務員、検 ...

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《ブラジル》株価3%下落、一時1ドル=4レアル台突入=リーマンショック以来の現象

サンパウロ証券取引所(Rafael Matsunaga/Arquivo)  世界的な金融危機への懸念から、14日の株価は国際的に3%下がり、為替も不安定になった。ブラジル中銀も為替暴落を食い止めようとしたが、1ドル=4レアル台に突入した。景気後退の懸念が高まり、ブラジルでは15日も株価が下がり続けている。15日付ブラジル国内紙、 ...

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《ブラジル》ブルマジーニョの住民に退避命令=別会社のダム決壊の可能性

 1月25日に鉄鉱大手Vale社の鉱山で起きた鉱滓ダム決壊事故後、犠牲者の遺体捜索活動が続くミナス州ブルマジーニョで、別の鉱滓ダム決壊の可能性が指摘され、住民に退避命令が出たと12日付アジェンシア・ブラジルなどが報じた。  決壊の可能性が指摘されているのは、約10年前から放置状態のエミコン・ミネラドーラ・エ・テラプラナージェン社 ...

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《ブラジル下院》4年半で犯罪700件超=最多は盗難、わいせつや傷害も

 15年1月1日から今年の6月3日までに、ブラジル下院議会の中で起きた犯罪行為は778件だったと、15日付現地紙が報じた。  この場合の犯罪は、資金洗浄や汚職といった、政治家に付き物の犯罪ではない。1日平均、延べ人数で1万8千人が出入りする立法府において、最も多く記録された犯罪行為は窃盗で、4年半で59件が記録された。  このデ ...

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リオ大都市圏=5日間で若者6人が死亡=軍警捜査の流れ弾被害で

 リオ大都市圏では若者が流れ弾で死亡する事件が相次いでおり、9日から13日の5日間で、21歳以下の若者6人が犠牲になったと15日付現地紙が報じている。  14日、リオ市西部のバングーで死亡したマルガレッチ・テイシェイラさん(17)もその一人だ。テイシェイラさんは生後1年10カ月の息子を抱いて教会へ行こうとしていた時、近くで起きた ...

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