2021年2月17日の記事一覧

《ブラジル》最高裁が連邦警察に保健相捜査を許可=マナウス医療崩壊の責任を追求=この期に及んでクロロキン推奨も

パズエロ保健相(Tania Rego)  最高裁のリカルド・レヴァンドウスキー判事は15日、連邦検察庁が提出していたエドゥアルド・パズエロ保健相に対する捜査要請を認め、連邦警察による捜査開始を承認した。同保健相はアマゾナス州マナウス市での医療崩壊の実態を知りつつ、対応を怠り、1月14日には酸素不足による患者の窒息死なども引き起こ ...

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《サンパウロ州》市長が警告「変異株なめるな!」=感染急増で医療逼迫、若者入院増=カーニバル3密の結果が今後出る?

ロックダウンで人気が失せたアララクアラ市(Divulgacao/Prefeitura de Araraquara)  【既報関連】感染力の強い変異株ウイルスによる感染拡大を確認し、14日にロックダウン採用を決めたサンパウロ州アララクアラ市の市長が、テレビのインタビューで21年の新型コロナ対策は20年よりも難しくなるとの見解を示し ...

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《ブラジル》大使交代要求を中国が2度無視=大統領三男や外相と激しく対立

 駐ブラジル中国大使の交代を求めるブラジル政府からの要請を、中国政府が2度拒否していたことが明らかになった。同大使は、大統領三男エドゥアルド下議の度重なる中国批判に対する不満を表明し、対立を続けている。14日付現地紙サイトが報じている。  ブラジル側が中国側に交代を求めたのは、ヤン・ワンミン大使だ。同氏の交代は、アラウージョ外相 ...

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《サンパウロ》市立校運営補助に母親雇用へ=体温測定や消毒などに5千人

 サンパウロ市役所が市立校でのコロナ対策を遂行するため、生徒の母親5千人を雇う意向と16日付G1サイトが報じた。  同市立校は15日から対面授業を再開したが、校内の清掃作業を請け負った外部業者が授業再開の直前に契約を破棄し、清掃に当たる職員が全然または1人しか出勤しないなどの問題が起き、対面授業再開がかなわなかった学校が多数出た ...

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《ブラジル》上院が大統領令に反旗=銃規制法緩和反対法案を準備

 【既報関連】上院で、ボルソナロ大統領が公布した銃規制緩和に関する大統領令を無効にする法案を提出する動きが出ていると、16日付現地サイトが報じている。  ボルソナロ大統領は12日に銃規制緩和に関して四つの大統領令を公布。この大統領令では、個人の銃保有数や銃登録の有効期間、銃弾の年間使用数などが大幅に緩和されており、治安関係の民間 ...

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東西南北

 15日、サンパウロ州での対面授業再開プロジェクトでは一番最後となる、サンパウロ市立校の授業が再開した。だが、この日の授業再開は順調とは言えず、約3500校のうち580校は、清掃や消毒のための人員不足や改修工事の遅れなどにより再開を見送った(リモート授業は開始)。しかも昨年12月に約束したはずのタブレット型のコンピューターを再開 ...

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西森下議=茂木外相来伯は期待の証明=日系社会に450万ドル置き土産=「今後、政権運営スムーズに」

左から西森下議、ボルソナロ大統領、茂木外相、アラウージョ外相ら(1月8日、ブラジリア、Fotos: Marcos Corrêa/PR)

 「茂木外務大臣が1年の初めに早々と来伯してくれたことは、ブラジルに期待を寄せてくれていることの証明。さらに日伯緊密化のためにがんばりたい」――伯日議員連盟会長の西森ルイス下院議員(PL、71)が9日に来社して、そう最近のブラジリア情勢を日本語で報告した。「私もボルソナロ大統領に立ち会って、茂木外相から話を聞きました。いろいろな ...

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アジア系コミュニティの今(4)=サンパウロ市で奮闘する新来移民=大浦智子=韓国編〈10〉 「韓日両国は仲良くすべき」

鄭夏源さん(左)と金進卓さん

 金進卓さん(当連載第3回から6回参照)が、「ブラジル大韓老人会の次期会長候補で、『ブラジルの韓国人移民50年史』についても立派にまとめられた方です」と紹介してくれたのが、鄭夏源さん(チョン・ハウォン、82、日本語名:東田夏源)だ。  金さんが推薦するそのペンの実力のほどは、2014年に本国の韓国文人協会が主催する第23回海外韓 ...

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日本国大使館=「新しい未来で会いましょう」=オンラインで天皇誕生祝賀会配信

ナショナル・デー告知画像

 駐ブラジル日本国大使館(山田彰特命全権大使)は23日(火)午後7時から、同館のフェイスブックやユーチューブ上を通して、天皇誕生日(ナショナル・デー)の祝賀会の動画配信をする。  「新しい未来で会いましょう(juntos em um Novo Futuro)」のスローガンの下、日本の文化・科学技術・東京五輪に向けた準備、新型コロ ...

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中島宏著『クリスト・レイ』第119話

 アヤにとって、そこには何の問題もなかった。ただ、移民としてこの国にやって来た一世の人々の間には、この変化に対してかなりの動揺があった。  ブラジル人社会との接触がほとんどなく、日本人同士で固まって、日本の風習や、日本語にこだわって生きて来た日本移民の人々にとって、これらの規制は誠に頭の痛い問題であり、何年もこの国に住みながらろ ...

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