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12月 2018の記事一覧

《ブラジル》表現の自由が世界で2番目に大きく下降=「この傾向は世界的」とも

 「表現の自由及び知る権利の保護」を専門とする国際的非政府団体(NGO)、アーティクル19(本部英国ロンドン)が5日に発表した調査によると、ブラジルは、過去3年間の表現の自由度ランキング順位低下の幅が、世界で2番目に大きかった事が分かった。6日付ブラジル国内紙が報じている。  表現の自由度ランキングが最も大きく落ちたのはドミニカ ...

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サンパウロ州オザスコ市=スーパーの犬の虐待死、捜査へ=ネット上での反響すさまじく

 ネット上で大きな話題を呼んでいる、サンパウロ大都市圏オザスコ市のスーパーマーケットで、警備員が犬を乱暴に扱って死なせた件に関して、サンパウロ州検察局が調査をはじめることを決めた。6日付現地紙が報じている。  これは11月28日、同市のスーパー「カルフール」で、警備員がスーパーの周囲や店内を駆け回っていた犬を追いかけ、金属の棒で ...

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東西南北

 5日付アゴラ紙によると、サンパウロ市西部マルジナル・ピニェイロスの高架橋に2メートルのズレが生じた11月15日の事故以来、市内の渋滞が38%悪化しているという。ズレの生じた部分に関しては、完全な復旧の見通しが立つまで、コースの変更を余儀なくされており、混乱はしばらく収まりそうにない。また、サンパウロ市はこのたび、北部のマルジナ ...

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宮坂国人財団=イミグランテス環境公園開園=総工費1400万レ、社会に恩返し=自然保護教育で活用を

除幕式に臨んだ関係者

 構想から完成に至るまで10年――宮坂国人財団(西尾ロベルト義弘理事長)による初の独自事業『エコロジコ・イミグランテス公園』が、来年1月にいよいよ開園する。厳しい環境規制により認可取得に難航し、2013年から総工費約1400万レアル(約4億600万円)を投じて建設された。ブラジル日本移民110周年、同財団設立20周年の節目に、ブ ...

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在外邦人起業家の連絡網WAOJE=サンパウロ支部創設、起業家ら集まる

WAOJE聖支部のキックオフに集まった皆さん

 在外邦人の起業家を繋げる社団法人「WAOJE(World Association of Overseas Japanese Entrepreneurs)」のサンパウロ支部(中山充代表)が立ち上げられ、11月26日に初会合が行われた。会合にはシンガポールやミャンマー、オーストラリアなどの7カ国から日本人起業家など15人が出席し、 ...

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最高の人生を送るヒントとは=今回も盛況、GLA映像の集い

講演の様子

 宗教法人GLAブラジル支部(尾田嘉雄理事長)は11月25日(日)、サンパウロ市リベルダーデ区のFECAP劇場で「高橋佳子講演会映像の集い」(ポ語音声通訳付き)を開催した。会場には約300人が集い、講演の映像に頷いたり笑ったり、時には涙ぐむ人の姿も見られた。  今回のテーマは高橋氏の新著と同じ『最高の人生のつくり方―グレートカオ ...

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南大河州=イタチで移民50年祝う=変わらぬ故郷に酔いしれ

50周年祭の様子

 南大河州イタチ市で、「日本移民50周年祭」が先月11日に、市内のプロテスタント教会で開催された。  イタチは1826年にドイツ移民から始まった入植地。50年前に日系人7家族34人が土地を購入して転住したのが、同地における日本移民の嚆矢となった。  日系人は野菜や果実などの試作を経て、温暖な気候を活かしてバラやカーネーションなど ...

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大耳小耳

 『ブラジル日本交流協会2017年度報告書』が郵送されてきた。本紙記者も一人いたが、今年3月に帰国した交流協会生の1年間のブラジル体験がまとめられている。沖縄県宮古島出身の國仲祐希さんところを見ていたら、《宮古島の田舎で育った私は、中学のころから島を出たくて仕方なかった。高校で沖縄本島に行き、大学は東京の行って留学すると決めてい ...

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臣民――正輝、バンザイ――保久原淳次ジョージ・原作 中田みちよ・古川恵子共訳=(10)

 日本人はみんな背が低く、土地の者になじみのない妙な服を着ている。借りた着物のように妙に感じるのは移民のほうも同様で、彼らが洋服など着慣れているはずもなかった。  地元の人間にしてみれば、日本人はまったく理解できない言葉を話し、なかにはそれを笑う者もいた。奇異な言葉はおかしくもあったろう。また、沖縄の女たちは、他の土地にくらべて ...

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「マイノリティはついて来い」の限界

2日のパルメイラスの優勝記念撮影に加わるボウソナロ氏(Lucas Figueiredo/CBF)

 12月2日、サッカーの全国選手権で優勝したパルメイラスの最終戦で、現在のブラジルを象徴する出来事が起こった。この日は同チームのファンを公言するジャイール・ボルソナロ次期大統領がチームの経営陣に招待された。同氏は、試合後にグラウンドに降り、優勝の記念写真に収まるは、優勝杯を持ち上げるはの大はしゃぎぶりだった▼ボルソナロ氏はそのま ...

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