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12月 2019の記事一覧

文協定期評議員会=抜本改革に乗り出す新体制=10年後を見据えた事業計画=(下)=財政改善と共に先行投資も

 奥原常嗣副会長による発表の後、今年9月から新しく理事会に参加した山室信工(まこと)エルベルト企画予算担当理事(58、二世)が、来年度の事業方針と予算案について発表した。  山室理事は「継続的な活動のためには、長期的な目線で計画を立てる必要がある」とし、10年後の文協「あるべき姿」の7項目を発表した。  これは(1)ブラジル社会 ...

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景気よくペッタン、ペッタン=岩手餅つき今年も盛況に

 ペッタン、ペッタン――会館サロンに入ると、そんな音が景気よく響き、婦人部の皆さんが手際よく丸めていた。岩手県人会(千田曠暁会長)が誇る30年来の伝統行事『餅つき』の一場面だ。サンパウロ市の同会館で14日(土)午前9時から行われ、約30人が晩までに約100キロを搗いて丸めた。  「電話注文が多くて、昨日締め切りました。味見してみ ...

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臣民――正輝、バンザイ――保久原淳次ジョージ・原作 中田みちよ・古川恵子共訳=(190)

 家でポルトガル語を話すということは、長年、上の息子二人のために家まで日本語を教えに来てくれた臣道聯盟の仲間、高橋先生を断らなくてはならない。旧友にそれを知らせるのが辛かった。言い出すには断るための口実を作らなくてはならない。  だが、正輝は本心からそれを望んでいたのだろうか? ポルトガル語が話せなかったら、ブラジルで成功するこ ...

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《ブラジル》商業界信頼感指数がアップ=昨年末から8・4%

 ブラジル全国財・サービス・観光商業連盟(CNC)が19日、12月の商業界の企業家信頼感指数(ICEC)は125・1ポイント(P)だったと発表した。この数値は昨年同月比で8・4%高い。  ICECは0から200の間で推移し、100Pを超えると企業家たちが景気に信頼を置いており、楽観視していることを示し、100未満の場合は景気に信 ...

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《ブラジル》麻疹患者1万3500人に達す=11月現在の死者は15人

 ブラジル保健省が、11月23日までに確認された麻疹(はしか)の真性患者は1万3489人で、死者は15人となったと発表した。  11月23日までに報告された擬似症患者の内、真性患者と診断されたのは23・4%で、32%強はまだ検査中だ。  ブラジルでの麻疹流行は、北部を中心としたものと、それ以外の地域に拡散したものとの2度、起きて ...

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《ブラジル》フラヴィオ上議、捜査線上に噴出する疑惑=元継母一家が現金で引出す=知人の軍警が謎の支払い=不動産売買で巨額の収益も

フラヴィオ氏(中)(Wilson Dias/Agência Brasil)  【既報関連】18日に行われた、リオ州検察局による、ファブリシオ・ケイロス氏をはじめとする、フラヴィオ・ボルソナロ上議のリオ州議時代の疑惑の職員たちへの捜査で、フラヴィオ氏自身に関するものを含む新たな疑惑が次々と浮上している。19日付現地紙が報じている。 ...

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《ブラジル》労働組合員が155万人減少=労働法改正の影響大きく=組合税の強制徴収も廃止

労働法改正が労働組合員減少につながった(参考画像・Camila Domingues/Palácio Piratini)  前テメル政権期の2017年11月に改正労働法が成立してから、18年末までのほぼ1年間で、155万2千人の労働者が労働組合を離脱したと、19日付伯字各紙が報じている。  18日に発表された数字は、地理統計院(I ...

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《ブラジル》自然分娩促す動き広がる=母体にも新生児にも恩恵

 サンパウロ州内陸部ピラシカバ市で、助産婦や介添え人の担当分野を拡大する事で自然分娩が増え、母体にも新生児にも良い結果が出ていると17日付アジェンシア・ブラジルが報じた。  サトウキビ供給者病院(HFC)は昨年から、サンカルロス連邦大学の拡大プロジェクトの一環として、6時間か12時間で機械的に人を入れ替え、明確な基準もなく行われ ...

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《ブラジル》高齢者が無料の長距離バスチケット求め徹夜=配布方法の改善求める声も

 ブラジルの高齢者法は、「60歳以上で収入が2最低賃金以下の人は、異なる市をつなぐ、または州をまたぐ長距離バス1台につき2人まで、無料で利用できる」と定めている。  その、1台につき2人までの枠に入るために、多くの高齢者がサンパウロ市北部のチエテ・バスターミナルで長時間列を作って並んでいると、19日付現地紙が報じた。  ライムン ...

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《ブラジル》社会経済開発銀行「黒箱は存在しない」と総裁=ボルソナロ大統領は長らく主張も

 社会経済開発銀行(BNDES)のグスターヴォ・モンテザーノ総裁は18日、同銀行内にはもはや、「カイシャ・プレッタ(黒箱、ブラック・ボックス)」の解明を必要とするような不正な金の動きは存在しないと発言した。19日付現地紙が報じている。  飛行機事故では事故機のカイシャ・プレッタの記録が事故原因の解明に不可欠だが、ブラジル政界では ...

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