2019年5月3日の記事一覧

《ブラジル》デング熱患者が339%増加=流行発生の可能性のある市は約1千

 ブラジル保健省が4月30日に発表したデング熱とジカ熱、チクングニア熱に関する最新統計によると、4月13日現在のデング熱の患者数は45万1685人で、昨年同期比で339%も増えている事がわかった。  同省の報告によると、今年はネッタイシマカ(Aedes aegypti)が媒介するデング熱などの患者が増加傾向にある。  デング熱の ...

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《ブラジル》国道警備集中取締り作戦実行=1カ月半で2900人超逮捕=大麻18トンにコカイン2トンを押収

連邦道路警察のアドリアーノ・フルタード氏(José Cruz/Agência Brasil)

 3月14日にブラジル連邦道路警察(PRF)が国道を使った密輸などの犯罪行為の集中取締り作戦を発動させてから、1カ月半あまりが経過した。  PRFが2日に発表した中間報告によると、これまでに66万6千台の車両が検査され、2924人が逮捕されたことが明らかになった。  この作戦には、ブラジル国内全26州と連邦直轄区で、500人の捜 ...

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《ブラジル》連邦直轄区で軍警の銃没収?=女性殺人回避策の一つとして

4月30日に有罪判決を受けた元軍警官と殺された元恋人(2日付G1サイトの記事の一部)

 ブラジリアのある連邦直轄区の軍警が、家庭内暴力で訴えられたりしている警察官から、個人所有の銃を取り上げる事を検討している。  同件に関する討議は2017年に始まったが、現在も明確な方針が公表されていないままだ。  マリア・ダ・ペーニャ法という通称で知られ、家庭内暴力などを防ぐための法律に触れる犯罪行為があったとして、告発された ...

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ベネズエラ=グアイド氏の蜂起効果薄く=軍の離反は少数に止まる=スペイン大使館に逃げた盟友ロペス氏に逮捕令=なおも続く反政府抗議行動

反政府のデモ隊に治安部隊の装甲車が突入する様子を報じたブラジル紙

 【既報関連】ベネズエラで4月30日に起きた、フアン・グアイド国民議会議長によるリベルダーデ作戦は、独裁体制を敷くマドゥーロ政権打倒には至らず、情勢は依然、混沌としていると、1~3日付ブラジル紙・サイトが報じている。  国民生活を困窮させ、反対派を弾圧してでも同国大統領の座に座り続けるマドゥーロ氏は、国民議会でも野党に多数派を占 ...

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《ブラジル》教育省=全ての連邦大学の予算3割減=当初は3大学限定のはずが=イデオロギー的判断に批判の声

アブラアン教育相(Valter Campanato/Agencia Brasil)

アブラアン教育相(Valter Campanato/Agencia Brasil)  教育省が4月29日に三つの連邦大学への予算を30%削減するという発表をして批判を浴びたため、30日に、それを全ての連邦大学に及ぼすと発表し、物議をかもしている。1日付現地紙が報じている。  4月30日付エスタード紙によると、アブラアン・ウェイン ...

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《ブラジル》ベッチ・カルヴァーリョ死去=半世紀にわたるサンバの女王

ベッチ・カルヴァーリョ(Kamyla Abreu/TV Brasil)

 1970年代から現在に至るまで「サンバ界の女王」と称されて来たベッチ・カルヴァーリョが4月30日、入院中のリオの循環器系の病院で亡くなった。死因は発表されていない。72歳だった。1日付現地紙が報じている。  1946年5月にリオ市で生まれたベッチは、幼いころから、エリゼッチ・カルドーゾやアラシー・デ・アルメイダなどの名サンバ歌 ...

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《ブラジル》航空会社アヴィアンカ運航休止で価格上昇=人気路線では1・4倍も

 【既報関連】機体ローンなどの債務不履行による航空機差し押さえにより、アヴィアンカ(A)社の国内便に欠航が相次いでいることで、需要と供給のバランスが崩れ、一部の人気路線では航空券価格がほぼ2・4倍に跳ね上がる現象が発生していると、2日付現地紙が報じた。  航空券価格比較サイト、Voopterによると、 価格上昇が最も激しかったの ...

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《ブラジル》国内便の手荷物制限さらに4空港で=基準以上は預かり荷物に

手荷物だけ持ってチェックインする人々(Antonio Cruz/Agência Brasil)

 【既報関連】4月25日にブラジリアのジュセリーノ・クビチェッキ空港など4空港で国内便の機内持ち込み荷物の制限が厳格化された後、2日からはベロ・オリゾンテのコンフィンス空港など4空港でも、大きさや重さを超えた持ち込み荷物の料金徴収開始と2日付現地紙サイトが報じた。  航空会社が預かり荷物の手数料徴収(最低59レアル)を始めて以来 ...

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東西南北

 日本では新元号「令和」がはじまった5月1日は、労働者が毎年、権利要求などを行う「メーデー」でもあり、今年も各地で労働組合による集会が行われた。サンパウロ市のものはセントロのアニャンガバウーで行われ、約20万人ほどが集まった。集会の焦点は、予想された通り、ボルソナロ政権が行おうとしている社会保障制度改革で、壇上に立った人たちは同 ...

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移民史料館=改元祝って改修再開館!=眞子様の備前焼、両陛下の直筆=上皇上皇后両陛下写真展も=「新展示を見に来て!」

「ブラジル移民史料館」と書かれた石碑の除幕式

 1日に「令和」時代の新たな天皇陛下がご即位された。日本中が祝賀気分一色となった同日、ブラジル日系社会でも改元に合わせて、サンパウロ市のブラジル日本移民史料館7階で再開館式を4月30日午後4時(日本時間で1日午前4時)から行った。史料館は上皇上皇后両陛下がお立会いの元、1978年に開館された場所でゆかりの深い。7階はそのとき以来 ...

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