2018年11月6日の記事一覧

《ブラジルサッカー》フォルタレーザが1部昇格決める=監督セニが栄光もたらす

昇格を決め、選手と抱き合う、フォルタレーザのロジェリオ・セニ監督(右)(Lucas Figueiredo/CBF)

 サッカーのブラジル国内リーグ1部は首位のパルメイラスが優勝間近だが、2部リーグでも来期1部昇格チームが出た。  4日に行われた第34節での敵地アトレチコ・ゴイアニエンセ戦で勝利したフォルタレーザだ。 ブラジルリーグでは、1部の下位4チームと2部の上位4チームが入れ替わる。首位を走るフォルタレーザはこの日の勝利で、残り4試合に全 ...

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「引き受けるべきじゃなかった」=「イタリアのラヴァ・ジャット」関係者がモロ判事の法相就任に警鐘

モロ判事(Foto Lula Marques)

 ブラジル最大の汚職捜査「ラヴァ・ジャット作戦」での活躍で国中の評価を獲得しながらも、極右のボルソナロ新政権での法相就任で評価が二分されてしまったセルジオ・モロ連邦地裁判事。そんな中、「イタリアのラヴァ・ジャット」と呼ばれた汚職捜査を担当した判事のひとりが、モロ氏に警鐘を鳴らしている。  モロ氏は2014年から始まったラヴァ・ジ ...

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《ブラジル》モロ判事が治安相兼ねたスーパー法相に=ボルソナロ次期政権に入閣=就任めぐり評価は二分=今後のLJの行方は?

セルジオ・モロ氏(Lula Marques)

セルジオ・モロ氏(Lula Marques)  パラナ州連邦地裁のセルジオ・モロ判事は1日、ジャイール・ボルソナロ次期大統領からの、法相、治安相の役目をかねた新たな大臣職への就任依頼を承諾、パウロ・ゲデス次期経済相に続くスーパー大臣誕生が決定的になった。他方、ラヴァ・ジャット作戦の裁きで国民的人気を得た同氏の起用をめぐって、国民 ...

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ブラジル株が史上最高値を更新=国外要因と新政権への期待重なり

サンパウロ市のBovespa正門(WIKIMEDIA COMMONS)

サンパウロ市のBovespa正門(WIKIMEDIA COMMONS)  ボルソナロ次期政権(自由社会党・PSL)への改革路線の期待と国外要因が重なり、1日のサンパウロ市株式市場指数(Ibovespa)は3営業日連続となる前日比1・14%上昇を記録、8万8419ポイント(P)の史上最高値を記録したと、2日付現地各紙が報じた。   ...

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《ブラジル》サマルコ社のダム決壊事故から早3年=生活の術を奪われた住民は

廃墟と化したベント・ロドリゲス地区(Rogério Alves/TV Senado)

 ミナス・ジェライス州マリアナ市で起きたサマルコ社の鉱滓ダム決壊事故から丸3年となる5日、アジェンシア・ブラジルやG1サイトが、刑事裁判ではまだ証人喚問が繰り返されている事、直撃された地域やドッセ川流域の住民への賠償は未だに行われていない事、流域での漁は今も禁じられたままである事などを報じた。  ブラジル史上最大の環境破壊となっ ...

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《ブラジル》2019年GDP=改革進めば3%成長の予測=大方は実現には悲観的

ボウソナロ次期政権は市場の期待に応えて、社会保障制度改革を達成できるか?(参考画像、Marcos Santos/USP Imagens)

ボルソナロ次期政権は市場の期待に応えて、社会保障制度改革を達成できるか?(参考画像、Marcos Santos/USP Imagens)  ボルソナロ次期政権が社会保障制度の改革や公社の民営化などを順当に進める事が出来れば、2019年度の国内総生産(GDP)は3%以上の成長も狙えると市場は見ていると、2日付現地紙が報じた。  「 ...

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《ブラジル》国家高等教育試験で「民主主義」など出題=小論文の主題は「ネット操作」

 4日は、大学入試としても重要な意味を持つ国家高等教育試験(ENEM)の初日だった。今年の問題には「フェミニズム」や「民主主義」などの設問が見られ、作文の課題が「インターネットの情報制御によるユーザーの行動の操作」になるなど、今年を象徴するような内容だった。5日付現地紙が報じている。  ENEM初日は、ポルトガル語と外国語(英語 ...

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東西南北

 ジャイール・ボルソナロ氏はカトリック信者だが、4日朝は妻のミシェレ氏が通うリオ市の福音派教会「バチスタ・アチトゥーデ教会」の礼拝に参加。ジョズエー・ヴァランドロ・ジュニオル牧師から祝福の言葉を受けた際は、思わず涙を流す光景も見られた。ボルソナロ氏は壇上で「大きな政党の力もテレビでの政見放送の時間もなく、マスコミからは批判されて ...

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秋の叙勲=全伯から大挙17氏受章=多分野で表彰、近年最多か=邦人7人と外国人10人

受章者の皆さん

 ブラジル日本移民110周年である今年、日本政府は今月3日付で『平成30年秋の叙勲』として、ブラジルからは近年では最多と見られる邦人7人、外国人10人の計17人の受章者を発表した。(以下、敬称略) 【邦人叙勲】 ◎高橋實(94)=旭日双光章=ブラジリア日伯文化協会老人会会長。連邦区において野球・ソフトボール普及や高齢者活動を盛り ...

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県連故郷巡り=アララクアラ、ノロエステ巡訪=(12)=深い禍根残したダム建設=「政府には住民どうでもいい」(下)

牧草地200アルケールの半分を失った日系牧畜家(同市製作ビデオより)

 故郷巡りの後、ダム建設で退去を余儀なくされた区域に在住していた人や現地事情に詳しい人に電話で取材した。  チエテ川沿いで農牧畜業を営んでいた田中正三さん(90、静岡県)は「25平方千米の土地を有していたが、その全てが水没した。政府からは最小限の金額で強制的に買い上げられ、為す術がなかった」と話す。  田中さんの農場では、日系人 ...

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